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次の日曜日。
彼女との待ち合わせ場所に行くと、もう1人、男の人も一緒だった。どうやら彼女の彼氏みたい。
彼氏が、私達を車で事故現場に連れて行ってくれるらしい。
サトルくんと幼なじみの彼女は、私と同い年だというのに、少し大人っぽくてアネゴみたいな雰囲気の女のコ。初めて会った私に、とても優しく接してくれた。
私の知らないサトルくんに会える。
私はまだ迷っていた。
私の思いとは別に、車は田園風景の中を静かに進んでいく……
サトルくんが最後に訪れた場所…
とても空気が澄んでいて、見渡す限り田畑が続いている。
山に囲まれているせいか、とても静か。
これが、彼の瞳に最後に映った景色。
これが、彼の命をのみ込んだ場所。
私は自然の恐ろしさに身震いした。
彼がバイクを運転した道路は、とても事故を起すようには見えない一本道だった。
事故原因はスピードの出し過ぎ。
スピードを出し過ぎて運転を誤ってしまい、そのまま田んぼに頭から突っ込んだらしい。
そしてヘルメットを被ってはいたものの、頭にのせるだけだったらしい。もしもきちんとベルトを締めていたら、ヘルメットがサトルくんの頭を守ってくれていたかもしれない。
そう思うと、とても悔しい気持ちになる。
全面的にサトルくんの過失。若さゆえの過失。
頭の打ち所が悪かったとしかいいようがなく、ほぼ即死状態だったらしい。 痛いと感じる暇もなかったのだろうか?
でもきっと、その瞬間は恐かったに違いない。
ココロが震えたに違いない。
かわいそうなサトルくん…
神様どうして?
どうして、足の怪我とかにしてくれなかったの?
どうして彼の命を奪ってしまったの?
私のキモチはもうどこにも届かない…
私は事故現場に何を期待していたのだろうか。
ただ悲しみが募るだけで…
いや、悲しみに悔しさもプラスされたように思う。
虚しさばかりがココロに広がっていく…
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